クィーンと昭和と侵食

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画『ボヘミアン・ラプソティ』が世代を超えて人気らしい。親子で映画を鑑賞したり、若い世代が涙を流す姿にへぇ~となる。
確か若い世代はゲスの極みとかのバンドや○○48・46が人気ではなかったんだろうか?
いつもYoutubeでクィーンのライブ映像を見て自然に流れる涙を拭う姿に女房は「何で?」と理解してもらえないもどかしさもあったのが、やっと通じた様子で素直に嬉しい。
でもね。オッサンの本音としては、若い世代から「昭和~ww」って馬鹿にされながらも、ひっそりと楽しんでいた世界に入り込んできて、いきなり「クィーンって最高!!」って言われても結構抵抗があるんだよね。80年代の音楽と当時のDJが皿を回すディスコパーティにも紛れ込んでまるでクラブの乗りで「80’sって良いよね」なんて騒ぐ姿や、オッサンの聖地「モッキリ系居酒屋」にも入り込んできて「煙いんだけど~」って鎮座する喫煙オジサン達に聞こえるように話す姿にも抵抗を感じるんだよ。
頼む、一時の流行レベルで土足で踏込まんで欲しい。どうかこのブームをきっかけに20~30年後も聞いていられる音楽に出会って欲しいと思うのよ。
世のオジサン達は流行廃りの中でも自分にフィットする自分にとっての本物を追い求め、今でも隔離された場所でひっそりと楽しんでいるの事も知っていて欲しい。
しかし、「ヤバイ!」「ヤバ~イ!」「ヤバクね?」の全国津々浦々一律のイントネーションって「ヤバクね?」

地方、僻地で、最初に口から発した人の勇気を称えたい・・・